で、PTハリウッドの記事を読んだ私は驚きました。
優勝者は黒緑エルフでしたが私の心を捕らえたのは、二つの赤緑デッキでした。あのズヴィさんが使う《災難の大神》入りビートと、藤田修さんが戦った《カヴーの捕食者》入りアグロです。
ズヴィさんからは八枚のマナクリからの月メイガスがやはり正解だったことを教わり(災難の大神を選ぶ男前さに惚れ直しまた)、赤緑アグロからは《カヴーの捕食者》という実に手頃で安価な台所対策を教わりました。

そしてズヴィさんのデッキをコピるには《カメレオンの巨像》《タルモゴイフ》という恐るべき高価なカードが手元に無かった私は、ふと時のらせんブロック構築を振り返りました。

三色にしよう。ならタルモはカヴーでいいし、カメレオンは《猪牙のしもべ》でいいじゃないか(カヴーがいようがタルモはいるし、しもべじゃ恐怖と大口をかわせないということは置いておきます)。
そうだそうだ、しもべがいれば大神も極楽もラノワも、いやデッキの全生物がウハウハだ。
ではこちらをどうぞ。

デッキ名「カヴージャスティス・イン・モノレッド」

クリーチャー×28

極楽鳥×4
ラノワールのエルフ×4
カヴーの捕食者×4
月の大魔術師×4
荒野の精霊×4
猪牙のしもべ×4
災難の大神×4

ソーサリー・インスタント×10

焦熱の裁き×4
つっかかり×4
炎渦竜巻×2

土地×22

カープルーザンの森×4
燃え柳の木立ち×4
低木林地×4
戦場の鍛冶場×4
宝石鉱山×4
森×2

サイドボード×15

タマノーア×4
帰化×3
ロクソドンの戦鎚×2
糾弾×4
炎渦竜巻×2

この土地構成でよくメインに月メイガスが入るな、と呆れられそうですがこれはある考えに基づいています。

「2ターン目にカヴージャスティスとして動くか、月メイガスからの赤ビートダウンとして動くか」

この土地構成で普通に大神を出した日には鼻血が止まりません。ですので手札と盤面に相談した後、動きを決めるようにします。相手が青黒の特殊地形を置いたなら月メイガス。それ以外ならジャスティスという具合に対応がきくと考えました(実際、これで二回大会に出場しましたがその選択が出来、ある程度の自信を得ることが出来ました)。

カメレオンの代わりのしもべは、大神と荒野の精霊を二周り巨大化させ、自身もトランプルを持っているため苦花チャンプが効きづらくなっています(カメレオンならそもそもブロックされませんが)。
それより先に説明の要りそうな荒野の精霊ですが、今なら5/3くらいのアタッカーとして期待が出来るでしょう。何より安いですから採用しました。
と、かなり手前味噌に説明させていただいたんですが大きな欠点がこのデッキにあることは、ぱっと見どなたでも理解されると思います。
元よりクリーチャーデッキに強いカヴージャスティスにコントロール対策をメインから付与しようとしたこのデッキ、まわしてみたところ赤を含むデッキに絶望的に弱いことが発覚しました。

そりゃダメランが多すぎるんですもの。相手にライフ捧げまくるんですもの。ということでやっとサイドボードの謎カードにふれます。

《タマノーア》

まずググッてみてください。
大抵、月メイガスか荒野の精霊とバトンタッチで仕事をします。
いや、強いんですよ。ダメランがデュアランに変わり、つっかかりが強い《稲妻のらせん》に変わります。炎渦竜巻でも撃った日にはメタボになってしまいます。
こいつはタフネスが4あるところがえらく、一般的な火力や《名も無き転地》では死にません。しもべと並べば4/6となかなかのサイズで殴りにもいけます。
事実サイドイン後はこのカードで得たアドバンテージを元に勝利しています。サイドインしなかった試合(メタった筈のフェアリー)はぼこぼこにされてしまいましたが。

と、このデッキをなんんとなく紹介させてもらったんですがまだまだ改良の余地がありすぎて笑えてきます。
2大会終えた後での改良点は「サイド、もしくはメインに難問の鎮め屋はいる」「てかタマノーアメインでいんじゃない?荒野とか抜いてさ」です。

このデッキを見て全否定以外の意見をもってくれた方、助言を授けてください。土地にフィルターランドをいれるか思案中です。値段のせいで踏ん切りがつかずまた何枚入れれば効果的なのかもいまいち定かではありません。

このデッキの詳しい戦歴はまた明日書かせていただきたいと思います。

それでは。

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