今度こそ大会レポ

2008年6月2日
実際にこのカヴージャスティス・イン・モノレッド(長いんで以後カ赤に略します)で挑んだ某店のトーナメントをレポしたいと思います。

もちろんスタンダードで、四回戦の公式戦です。

始まる前に店内を見回すと、いつもの強い人達がいません。もしかして何かのイベントと被ってしまったのかと危惧している(やはり強い人達と戦うことによって得るものは計り知れないので、なるべく強い人達と戦いたいものです)と、始まる直前に強い人グループのうち二人だけが姿を現しました。後日知ったのですが残りのメンバー達は他県の日本選手権予選に遠征していたようです。

1ラウンド

相手 青赤テフェリー ×○×

相手先手で島を置かれた時マーフォークではないか、と思ったのですが二つ目に置いた土地は《シヴの浅瀬》。ならガルガ入りヒバリかと思いつつ、カヴーをだすとエンド前に《火葬》。あれ?ヒバリも火力積むのか、とか思いつつ《スケイズゾンビ》と化している月メイガスを召喚。相手に並ぶ土地は基本地形ばかり。それからたいしたアクションも無く《災難の大神》をカウンターされる。それが《遅延》だったことに驚きを覚えつつ、攻め手に欠いたところに登場するテフェリー。

なるほど、そして「ええっ」。

まさかまさか今もいたんですねテフェリー。すっかり隠居していると思っていたのに。メタ外もいいところだ。そしてこちらが展開するクリーチャーをことごとく火力で焼き尽くされ、こちらの火力はカウンターでいなされ圧敗。

サイドアウト 荒野の精霊4 月の大魔術師4
サイドイン タマノーア4 炎渦竜巻2 ロクソドンの戦鎚2

カウンタバーン相手にダメラン食らっていてはだめだとタマノーア投入。炎渦竜巻はもっぱらゲイン目的でいれました。

こちら先行2ターン目に極楽からタマノーア

相手「えっ」

それは仕方ありません。しかしこのタマノーア私に二十点近いライフを与えてくれてから大往生。そのアドバンテージを生かし、最後つっかかりをテフェリーに打ち込む博打に勝って相手のライフを削りきり何とか勝利。

3マッチ目

場にロクソドンハンマーまで出せて殴れていたのに、クリーチャーを裁かれて負け。テンポよく引けていれば押し切れていたのに引けども引けども土地でした。

2ラウンド目

相手 フェアリー (強い人) ××

ここで数少ない強い人と遭遇。デッキもフェアリーと、練習しに来た私にとって最高の相手でした。実はこの時まで三大メタのうちフェアリーとだけやったことがありませんでした。最大勢力のはずなのに。

しかしここで書けることは多くありません。
ストレート負けを喫した私は頭から《難問の鎮め屋》のことが離れませんでした。
月メイガスを出せようが、相手に島が二枚きてはどうにもなりません。それを学びました。あと苦花の苦さを嫌というほど味わいました。そりゃ強い。しかも上手い人が使えば百倍強い。

3ラウンド目 ○○

相手 青黒ローグ (おそらく大会初めての人)

ここまで落ちればメタも糞もありません。デッキ内の八枚、月メイガス・荒野の精霊が紙屑と化しました。このデッキ、札束デッキと戦わなければ真価を発揮できないのです。この戦いで見た相手の土地はベーシックのみ。

動きとしては1マッチ目はジャスティスとして動き7/7捕食者が速やかにゲームを終わらせ、2マッチ目は相手が数ターン沼一枚の間に赤単ビートとして殴り倒せました。

4ラウンド目

相手 親和エルフ ○○

除去を持たないクリーチャーデッキと非常に相性がいいこのデッキ、相手のガイアの頌歌二枚張りは堪えたものの、10/10を超える二体の捕食者の頑張りによって勝利。

サイドアウト 荒野の精霊4 月の大魔術師4(なんだこいつらは、と思い始める)
サイドイン タマノーア4 炎渦竜巻2 ロクソドンの戦鎚2(タマノーアが可愛くて仕方が無くなるという奇病発症)

今回もまたタマノーア強く、私のライフは77まで膨れ上がり、しもべと並んだタマノーアいやたまちゃんは4/6ナイスアタッカーとして殴り始め、捕食者が相手のカメレオンと壮絶な相打ちを繰り返した末、しもべが2体並んだ状況で極楽鳥が殴りきるという結末で終了。
存分にこのデッキを楽しんだ一戦でした。

という結果で2−2という微妙な結果に終わりました。
どうやら上位では氷雪ビッグマナやワーフォ・タパさんが使っていたようなデッキ、赤単が和気藹々としていたようです。
一戦目を抜けられるかどうかでこのデッキの勝率は大きく変動してきます。ここまで相手を選ぶデッキでいいものかどうか。

とにかく、デッキのなかの《荒野の精霊》が《難問の鎮め屋)に変わったのが今回の教訓でした。

それでは
で、PTハリウッドの記事を読んだ私は驚きました。
優勝者は黒緑エルフでしたが私の心を捕らえたのは、二つの赤緑デッキでした。あのズヴィさんが使う《災難の大神》入りビートと、藤田修さんが戦った《カヴーの捕食者》入りアグロです。
ズヴィさんからは八枚のマナクリからの月メイガスがやはり正解だったことを教わり(災難の大神を選ぶ男前さに惚れ直しまた)、赤緑アグロからは《カヴーの捕食者》という実に手頃で安価な台所対策を教わりました。

そしてズヴィさんのデッキをコピるには《カメレオンの巨像》《タルモゴイフ》という恐るべき高価なカードが手元に無かった私は、ふと時のらせんブロック構築を振り返りました。

三色にしよう。ならタルモはカヴーでいいし、カメレオンは《猪牙のしもべ》でいいじゃないか(カヴーがいようがタルモはいるし、しもべじゃ恐怖と大口をかわせないということは置いておきます)。
そうだそうだ、しもべがいれば大神も極楽もラノワも、いやデッキの全生物がウハウハだ。
ではこちらをどうぞ。

デッキ名「カヴージャスティス・イン・モノレッド」

クリーチャー×28

極楽鳥×4
ラノワールのエルフ×4
カヴーの捕食者×4
月の大魔術師×4
荒野の精霊×4
猪牙のしもべ×4
災難の大神×4

ソーサリー・インスタント×10

焦熱の裁き×4
つっかかり×4
炎渦竜巻×2

土地×22

カープルーザンの森×4
燃え柳の木立ち×4
低木林地×4
戦場の鍛冶場×4
宝石鉱山×4
森×2

サイドボード×15

タマノーア×4
帰化×3
ロクソドンの戦鎚×2
糾弾×4
炎渦竜巻×2

この土地構成でよくメインに月メイガスが入るな、と呆れられそうですがこれはある考えに基づいています。

「2ターン目にカヴージャスティスとして動くか、月メイガスからの赤ビートダウンとして動くか」

この土地構成で普通に大神を出した日には鼻血が止まりません。ですので手札と盤面に相談した後、動きを決めるようにします。相手が青黒の特殊地形を置いたなら月メイガス。それ以外ならジャスティスという具合に対応がきくと考えました(実際、これで二回大会に出場しましたがその選択が出来、ある程度の自信を得ることが出来ました)。

カメレオンの代わりのしもべは、大神と荒野の精霊を二周り巨大化させ、自身もトランプルを持っているため苦花チャンプが効きづらくなっています(カメレオンならそもそもブロックされませんが)。
それより先に説明の要りそうな荒野の精霊ですが、今なら5/3くらいのアタッカーとして期待が出来るでしょう。何より安いですから採用しました。
と、かなり手前味噌に説明させていただいたんですが大きな欠点がこのデッキにあることは、ぱっと見どなたでも理解されると思います。
元よりクリーチャーデッキに強いカヴージャスティスにコントロール対策をメインから付与しようとしたこのデッキ、まわしてみたところ赤を含むデッキに絶望的に弱いことが発覚しました。

そりゃダメランが多すぎるんですもの。相手にライフ捧げまくるんですもの。ということでやっとサイドボードの謎カードにふれます。

《タマノーア》

まずググッてみてください。
大抵、月メイガスか荒野の精霊とバトンタッチで仕事をします。
いや、強いんですよ。ダメランがデュアランに変わり、つっかかりが強い《稲妻のらせん》に変わります。炎渦竜巻でも撃った日にはメタボになってしまいます。
こいつはタフネスが4あるところがえらく、一般的な火力や《名も無き転地》では死にません。しもべと並べば4/6となかなかのサイズで殴りにもいけます。
事実サイドイン後はこのカードで得たアドバンテージを元に勝利しています。サイドインしなかった試合(メタった筈のフェアリー)はぼこぼこにされてしまいましたが。

と、このデッキをなんんとなく紹介させてもらったんですがまだまだ改良の余地がありすぎて笑えてきます。
2大会終えた後での改良点は「サイド、もしくはメインに難問の鎮め屋はいる」「てかタマノーアメインでいんじゃない?荒野とか抜いてさ」です。

このデッキを見て全否定以外の意見をもってくれた方、助言を授けてください。土地にフィルターランドをいれるか思案中です。値段のせいで踏ん切りがつかずまた何枚入れれば効果的なのかもいまいち定かではありません。

このデッキの詳しい戦歴はまた明日書かせていただきたいと思います。

それでは。
初めまして、ノトといいます。
およそ十一年ほどマジックザギャザリングで遊んでいるのですが一切華々しい結果を残せていません。そんな私が大きなイベントの予選に性懲りも無く挑んでいく日常を恥ずかしげも無く晒していきたいと思います。

では早速。

日本選手権予選に向けて私はいそいそとデッキを調整していました。巷のメタはヒバリ、エルフ、フェアリーと定まりきっております。ですが私は《野生のガラク》《タルモゴイフ》《苦花》《不敬の命令》《謎めいた命令》及び、各種それらの色の特殊地形を一枚も所持しておりません。ですから必然と残りの色のデッキでこれらの強力デッキ達に対抗できるものを組まねばありませんでした。

ではその雛形をどうぞ。

赤緑ゴブリン「反射池?フィルター?鮮烈?そんなもん全部山だ!」

クリーチャー 34

極楽鳥×4
ラノワールのエルフ×4
ぼろ布食いの偏執狂×4
モグの狂信者×4
月の大魔術師×4
ゴブリンの王×4
ボガートの突撃隊×4
猪牙のしもべ×4
残忍なレッドキャップ×2

インスタント 4

炎の投げ槍×4

土地 22

カープルーザンの森×4
宝石鉱山×4
森×8
山×6

と、こんなデッキを組んでいました。狙いはもちろん八枚のマナクリからの2ターン目メイガス降臨です。フェアリーの苦花トークン対策にと無理やり山渡りも実装しております。
 実際この動きだけで勝負が決まる可能性のあるデッキがメタの三種類でした(当時五月の中頃)。

このデッキを持って、大阪の強豪達が集まる某店のファイナルズ予選に突撃して来ました。振り返って意味のある二試合をレポします。

一回戦目 相手ドラン(強い人達の一員)
     
     2−0

こちら先手1ターン目、宝石鉱山から極楽鳥。残りのハンドは月メイガス、ゴブリンキング、モグファナ、土地が二枚。
相手、特殊地形からの黒マナで思考囲い。月メイガスを見て苦笑し、それを落とします。
こちら2ターン目、なんと月メイガストップで即召喚。相手苦い顔をします。
相手のターン、タップイン山(樹上の村)でエンド。
こちらのターン。二枚目のゴブリンキングを引き召喚。絵柄が違うので2体目だと知った相手、投了。

これが二回繰り返されました。ドランはこのデッキにとって最高の相手です。おそらく基本地形が一枚も入っていないでしょうから。先手、後手でも相手が黒マナを浮かせておらずなおかつ極楽鳥が飛んでいない時があれば、メイガスを置いて詰みとなる可能性が非常に高くなります。

相手 黒緑エルフ(強い人達の一員)

   1−2

実は書くのが億劫になってきたので大部分はしょらせてもらいます。

1マッチ目

月メイガスで勝ち。つまり相手の場には山しか並びませんでした。

残りのマッチ

極論すると「月メイガスを引いていないにもかかわらずマリガンせずに負け」の一言に尽きます。

そう、このデッキは月メイガスを引かなければエルフには絶対勝てないのです。いえ、当たりはしませんでしたがヒバリにもフェアリーにも勝てないでしょう、相手が事故りでもしなければ。

理由はあげればきりがありませんが、決め技に欠けているのが最大の理由でしょう。ただ数を並べるデッキが勝てる環境で無い今勝ち筋が月メイガス一本では細すぎました。そして使用時の心構えがなっていなかった。
 負け試合は二本共に相手のアクションは樹上の村スタート。2ターン目に置いた土地も特殊地形。もし少しでも勝ちに貪欲なら、後二回はマリガンしてもよかった。いくらビートダウンで押し切れそうな手札であってもエルフは転地と叫び大口という二大除去を有している。そのうえ個々のクリーチャーサイズで負けているとなれば勝てる道理がありません。

結局予選は2−2で権利獲得ならず。
ここで得た収穫は「月メイガスの有無はマリガンの最重要項目」「もう少しいろんなアクションが起こせるデッキを作れ」でした。

その後、このデッキをフライデーに持ち込み調整を続けていた私はPTハリウッドのカバレッジを読むことになります(翻訳感謝)。

初めての日記なのでぶつ切りでいて長くなってしまい申し訳ありません。一度ここで切らせていただき、明日の大会レポを交えて改良したデッキを載せたいと思います

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